西所沢 小手指 いびき 睡眠時無呼吸症候群 上新井さとうクリニック

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中繰り返し呼吸が止まる

睡眠時無呼吸症候群 (SAS)睡眠中に呼吸が繰り返し止まる病気のことを睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)と言います。
医学的な定義では、10秒以上の気流停止(気道における空気の流れが止まった状態)を無呼吸、呼吸する空気の流れが50%以下に低下した場合を低呼吸とし、この無呼吸低呼吸が1時間につき5回以上みられ、さらに日中の強い眠気などの症状を伴った場合、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
なお、約200万人のSAS患者が日本には存在すると言われています。

SASに伴う合併症

SASは不整脈や高血圧、狭心症などの心血管疾患、また糖尿病や脂質異常症、高尿酸血症などのメタボリックシンドローム、さらに逆流性食道炎や夜間頻尿などとの関連がいわれており、寿命の短縮につながることが示されています。
またSASによる日中の強い眠気は仕事の作業効率の低下や交通事故の原因ともなりうることから社会的にも見過ごせない疾患です。

SASの主な原因は閉塞型と中枢型

SASは主に2つの原因が考えられます。

ひとつは、喉の周辺における空気の通り道が塞がることで呼吸が一時的に停止する閉塞型で、もう一つは脳から呼吸指令が出なくなる呼吸中枢の異常です。
この場合、肺や胸郭、呼吸筋、末梢神経には異常はありませんが、呼吸指令がでないことで無呼吸が生じます。
なお、SASの中でも呼吸中枢の異常によるSASの患者様は全体の数%ほどで、心臓機能が低下した方の3~4割ほどの方に無呼吸がみられるとされています。

また、閉塞型になる主な原因ですが、首の周囲にたくさん脂肪がついている、舌が大きい、扁桃や口蓋垂が大きい、あごが小さい、などが考えられます。
また、アルコール摂取やたばこ、睡眠薬の服用なども影響してきます。

SASの診断について

まずは問診や睡眠障害に関する診察を行います。
さらに睡眠呼吸障害についての検査の必要性が認められた場合は、簡易型検査装置によるスクリーニングを行います。
鼻口気流、気管音、動脈血酸素飽和度(動脈血中のヘモグロビンが酸素とどのくらい結合しているかをパーセントで表した数値)などを記録する検査です。

主な治療法はCPAP

SASの治療の中心はCPAP(シーパップ)という呼吸補助を利用した治療法となります。
これは、睡眠中の気道閉塞を防ぐための専用の鼻マスクを装着する治療法です。
この鼻マスクを睡眠時に装着することで、空気を送り込み、気道を押し広げてのどの閉塞を防ぎ、睡眠時の無呼吸状態を防止します。
なお、軽度の睡眠時無呼吸症候群では、専用マウスピースの装着や生活習慣の改善で対応が可能なケースもあります。

なお、CPAPで効果が出ない患者様には、連携する高度医療機関や専門医へのご紹介を行います。

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